新しい自分が見つかる占い
この記事では占いを受ける際の心構えについて解説しています。
この記事を読み終えると、占いを信じる心理学や、占いを受けた人の反応に関する傾向を知ることができます。
筆者は占いを楽しむうえで、「ポジティブ」な内容だけ信じることが重要だと考えています。
その根拠は以下の2つです。
村上(2005)は、250名の男女を対象に、占いの信頼度と的中判断の態度を測定したところ、「ネガティブ」な占いの場合に的中したと自己判断した人が多かったことを明らかにしています。
霊感商法などは、上記の心理をうまく利用して金銭的な要求を行っているものと推測しています。
また、占いやスピリチュアルに傾倒する人は共感力や同情心が強く、争いを避ける傾向にあります。
日本は社会格差やジェンダー格差が世界各国に比べて大きく開いて(全156ヵ国中120位:2021年)います。森永、福留、 平川(2022)は、この格差を受容している人(社会格差を容認している男女、およびジェンダー格差を容認している女性:n=495)ほど幸福感が高いということを明らかにしています。
社会心理学では自分に不都合な社会システムに受容的な態度をとる心理を「システム正当化理論」と言うそうです。そして、その不都合を受け入れている方が幸福であるというわけです。
上記を踏まえて、筆者が「占いを受ける方」に認識してほしい点は2つです。
まず、スピリチュアルに傾倒して搾取されるような環境には身を置かないでください。
占いを受ける心構えとして占いは良いことだけ信じましょう。